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介護職員初任者研修って必要?ステップアップの第一歩を踏み出そう!

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バインダーを持つ男女の介護士
ひろふみ
介護福祉士
私は、ひろふみと申します。
介護士として10年働いてきました。
このブログは「現場で働く介護士にエールを」というメインテーマを掲げ、介護に役立つ情報を中心にお届けします。

介護をしたい方、介護従事者の方は1度は聞いたことがある、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)。

なぜなら最初に資格を取るなら1番オススメだからです。

ひろふみ

しかし、実は私は初任者研修を受けていません。

なぜ受けなかったのか、

それは、「国家資格の介護福祉士にしか興味がなかった」からです。

じゃあ初任者研修って必要ないの?

初任者研修を受けるメリットは?

そんな疑問を持つ人もいるかと思います。私も同じでした。

結論、受けておいたほうがいい

なぜなら「知識と技術のスタートダッシュができ、かつ給与アップする」からです。

今回はそんな介護職員初任者研修について解説していこうと思います。

目次

介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護の仕事に携わるための基本的な知識と技術を学べる資格です。

未経験者や初心者でも受講しやすい内容になっており、介護業界への第一歩としてオススメできます。

また、高齢化社会に伴い介護職の需要はますます高まっており、安定した職業としての魅力もあります。

人手不足に悩まされている介護業界は、新たに介護士として働きたい方を募集中です。

さらに、初任者研修は介護職だけでなく、医療や福祉関連の仕事を目指す方にとっても有用です。看護助手や障がい者支援の仕事に携わる場合も、この研修を受けることで基本的な介護技術を身につけることができます。

研修内容

初任者研修のカリキュラムは、厚生労働省によって定められています。

厚生労働省 介護職員初任者研修カリキュラム
  • 職務の理解(6時間)
  • 介護における尊厳の保持・自立支援(9時間)
  • 介護の基本(6時間)
  • 介護・福祉サービスの理解と医療の連携(9時間)
  • 介護におけるコミュニケーション技術(6時間)
  • 老化の理解(6時間)
  • 認知症の理解(6時間)
  • 障害の理解(3時間)
  • こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間)
  • 振り返り(4時間)

研修は、講義と実技演習、そして実習が組み合わさっており、約130時間の受講が必要となります。これから介護職を目指す方、自宅での介護に生かしたい方、両方にとって快適な支援ができるでしょう。

合計130時間じっくりと学ぶことができますし、大半は働きながら研修を受けるので、仕事中にも自然と実践され復習することができているので、頭の中まで整理されやすいです。

ひろふみさんは初任者研修を受けていないのに、なぜそんなことがわかるの?

その疑問は後ほど説明しましょう。

研修終了後には修了試験があるので、一定の理解度が求められます。

取得する5つのメリット

1. 介護職への入門編

介護の仕事を始めるための基礎知識が身につくため、未経験でも安心して働くことができます。資格取得に年齢制限はないですし、全国共通の資格です。

また、介護の現場では人間関係が重要となるため、コミュニケーション能力の向上も期待できます。

これは私が働き始めてすぐに感じたことなのですが、利用者、家族、同じ職場で働く介護職、多職種(看護師、作業療法士、理学療法士など)あらゆる人とコミュニケーションをとらなければなりません。その中で、何も知らない未経験者と初任者研修中の未経験者では、かなりの差が付きます

ひろふみ

国家資格にしか目がいってなかった私は、ここで焦りを感じました。

同期に初任者研修を修了した未経験者の方がいたのですが、その方との差を痛いほど感じました。

その方は、利用者との会話もスムーズで話をする姿勢がよく、相手を思って同じ目線になり、聞こえやすいようにハッキリとした口調で声をかけていました。車いすの操作や入浴介助、排泄介助を先輩職員からの指導もほとんど受けなくてもできていた姿に、「初任者研修を修了するとこんなにできるのか」と驚いたのを覚えています。

だからなのか、必死に介護に打ち込むことができたのが救いでしたね。

2. 就職・転職に有利

初任者研修を修了していることで、介護業界での就職や転職がしやすくなります。履歴書にも記入することができますし、無資格で働くよりも給与アップが期待できます。特に、介護施設や訪問介護サービスでは、初任者研修修了者を積極的に採用する傾向があります。

ひろふみ

新入職員に教える際の先輩職員の負担が軽減できますね。

プリセプターを何度も経験してきて感じるのが、教える量の差です。初任者研修を終えた人は基本的なことができるので、業務の流れを教えるだけで他の職員と同じように働けます。

3. ステップアップが可能

初任者研修を修了すると、さらに上位の資格である「実務者研修」「介護福祉士」の資格取得が簡単になります。介護福祉士の資格を取得すれば、より専門的な介護スキルを身につけることができ、さらなるキャリアアップが目指せるでしょう。

ひろふみ

ここで先ほどの疑問「初任者研修を受けていないのに、なぜそんなことがわかるの?」にお答えします。

それは、実務者研修と似ているからです。

ホップ、ステップ、ジャンプのように初任者研修、実務者研修、介護福祉士と資格の段階が上がります。

初任者研修を受けていなかった私は、実務者研修での学習と実習に苦戦しました。復習や予習、実技演習はこんな感じなんだと実感でき、だから初任者研修もこの流れを味わうものだとわかりました。

4. 家庭での介護にも役立つ

仕事としてだけでなく、家族の介護を行う際にも役立つ知識と技術を学ぶことができます。特に、親や祖父母、親族の介護を視野に入れている方にとって、非常に有用なスキルとなるでしょう。

自分の親や祖父母をなるべく家で見てあげたい方には、ぜひ受けていただきたいです。身体が思うように動かなくなった方を支援していくにはポイントはどこなのか、理解した上で接することでお互いに心地よい生活を送れると思います。

「正しい理解力」を身につけて、負担の少ない介護をしていきましょう。

5. 社会貢献の実感が得られる

介護の仕事は、直接的に人の生活を支える重要な役割を担っています。初任者研修を受けることで、より良い介護を提供できるようになり、社会貢献の実感を得ることができます。

介護の仕事は感謝されやすいです。「ありがとう」「気にかけてもらって嬉しいよ」と優しく声をかけてもらえることは、働く私たちにとってもうれしく感じます。

受講方法と費用

受講方法

初任者研修は、各地の介護スクールや専門学校、福祉施設で開講されています。通学やオンライン講座を提供しているところもあり、自分のライフスタイルに合わせた学習が可能です。また、週末や夜間に開催されるコースもあり、働きながらでも取得することができます。

また、オンライン学習と実技演習を組み合わせたハイブリッド型の研修も増えており、忙しい方でも学びやすい環境が整っています。

費用

受講費用は、スクールや地域によって異なりますが、一般的には5万円~15万円程度です。自治体やハローワークの助成制度を利用すれば、費用を抑えることも可能です。さらに介護事業所によっては、資格取得を支援する制度を設けている場合もあり、無償または割引価格で受講できることがあります。

また、介護職に就職した後に、勤務先が研修費用を負担するケースもあります。そのため、事前に就職先の支援制度を確認するのもおすすめです。

まとめ

介護士初任者研修は、介護の基礎を学び、現場で活躍するための第一歩となる資格です。

未経験者でも安心して受講でき、就職やキャリアアップにもつながるため、介護に興味のある方にはおすすめとなります。

介護の現場では人手不足が深刻化しているため、資格取得後は安定した雇用が期待できる点も魅力です。

そして、家庭での介護にも役立つスキルを習得できるため、仕事としてだけでなく私生活の中でも活かすことができます。

介護は人との関わりを大切にし、、やりがいを感じることができる仕事です。

これから介護業界に踏み出そうと考えている方、家族をなるべく家で過ごさせてあげたい方は、まずは初任者研修から始めてみてはいかがでしょうか。

ひろふみ

あなたのその第一歩を私は応援しています。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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