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介護福祉士の資格がないと介護の仕事ができない?介護福祉士が教える資格の種類と必要性

介護職の現場では「資格持ってる?」「介護福祉士取るの?」と声をかけられることがよくあります。

資格がなくても介護の仕事をしたい!

資格のことはまだ考えたくない…

では、介護福祉士の資格がないと働けないのでしょうか。

そんなことはありません。介護福祉士の資格がなくても十分に働けるのが介護の仕事です。

なぜなら、実際に資格がない職員もバリバリ働いてるから

じゃあ介護福祉士ってなんなの?

そんな疑問を解決するためのお役立ち情報をお伝えします。

これから介護の資格に挑戦しようか迷っている人はぜひ最後までご覧になってください。

ひろふみ

私は介護歴10年目になる介護福祉士のひろふみです。
介護の仕事に役立つ情報を発信しています。
今回は資格についてのアレコレをご紹介します。

男性が高齢者のおでこに手を当てている。
目次

介護の資格の種類

資格にも種類がありますが、これから介護を始める人・介護の仕事を始めた人にとって関係してくる資格は4つです。

  • 介護初任者研修
  • 認知症介護基礎研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 介護福祉士

※この中で必須となる資格が「認知症介護基礎研修」です。

この4つの資格を簡単にご説明します。

介護初任者研修

  • 受講資格 16歳以上なら誰でも受講可能。学歴・性別・国籍関係なし。
  • 金額 4〜10万 ※スクールにより差がある。
  • 時間 約130時間※期間は約1ヵ月~4ヵ月
  • 修了試験あり。合格率はほぼ100%

認知症介護基礎研修

  • 受講資格 研修を実施する自治体の介護施設や事業所で介護業務の従事者。入職後1年以内に受講しなければならない。
  • 金額 3000円前後 ※職場が負担してくれる場合もある。
  • 時間 eラーニング(オンライン)で約150分
  • 動画学習なのでまとめて見たり、空き時間を使って小分けに見ることも可能。

介護福祉士実務者研修

  • 受講資格 誰でも受講可能。学歴・性別・国籍関係なし。
  • 金額 3~20万 ※スクールや地域、保有資格により科目の一部免除あり。
  • 時間 450時間 ※期間は6ヵ月 保有資格により科目の一部免除ある為、時間が短い場合もあり。
  • スクールによって内容が違ったり、修了試験の難易度、救済措置に違いあり。
ひろふみ

私が受けたスクールでは実技メインでした。そのぶん筆記科目が比較的簡単で時間も短かったですね。

同僚の子が受けたスクールでは、筆記学習が多かったり、体調不良で欠席したときの救済措置がないため、来年度に欠席した科目の出席を促されたそうです…

介護福祉士

  • 受験資格 以下のうちのいずれかの条件を満たすこと。

     〇介護福祉士養成施設を卒業

     〇介護等の業務の従事期間が3年(1095日)以上かつ従事日数が540日以上で、介護福祉士実務者研修を修了していること。

     〇福祉系高校を卒業し、福祉に関する所定の教科目や単位を修めていること。

  • 金額 18,380円 ※合格後は資格の登録費用に12,320円かかる。
  • 時間 約250時間の勉強時間が必要。試験時間は午前100分、午後120分の合計220分
  • 5肢択一のマークシート方式で、午前63問、午後62問の合計125問
  • 合格ラインは、総得点125点の60%を基準にその年の難易度を考慮して決まる。かつ11科目群すべてで最低1問は正解することが条件。
ひろふみ

得点が基準をクリアしても、1問も正解していない科目があると不合格になるので要注意です!

高齢者と介護職員の食事風景

資格がないと働けない?

資格がなくても、介護の仕事はできます。

ただ、「認知症介護基礎研修」は働き始めて1年以内に取らないといけません。

これは、認知症の方を介護するために必要な技術や基礎的な知識を習得していただく為です。

この研修を終えてからの業務内容は、介護福祉士の資格所有者と変わりません。

つまり、介護福祉士の資格がなくても現場で活躍ができます!

業務の数や注意すべきことは多いですが、やる気があれば問題ないです。

事業所も人手不足で悩まされているところもあるので、人手はほしいもの。

先輩職員から細かく教えてもらえますし、定期的にある研修や勉強会によって、知識や技術を学ぶことができます。

高齢者を介助する、男女

資格の必要性

それなら介護の資格なんてなくていいじゃん!

と思う方もいるでしょう。

資格は「自分の知識と経験の証」になります。

いくら経験があっても、その人の介護の仕事に対する姿勢や、学習力、向上心が確かめにくく、管理職の方から「まじめに働いてくれるのかな…」と、疑問を持たれることもあります。

つまり転職時にかかわってきます。

同じ時期に、有資格者と無資格者の応募があり、経験年数や年齢などほかの条件がおなじなら、有資格者のほうが採用されやすいです。

では、「資格があるからまじめに働く人ばかりなの?」と言われれば、残念ながら資格を持っていても不真面目な方も存在します。

それなら介護の資格なんてなくていいじゃん!

とはじめに戻ってしまいますが、ここで少し想像してみてください。

  • 無資格でまじめに働いているあなた
  • 有資格でやる気のない同期

どちらが給料が高いと思いますか?

正解は、資格を持ったやる気のない同期です。

それは、資格手当がつくから。

事業所によって金額の幅はありますが、大体1万〜2万くらいです。

ほかにも資格があると基本給が上がったり、ほかの手当てが少し増えるので実質3万近くの差が出ます。

それなら「私も資格を取って昇給したい!」と思いますよね。

ひろふみ

介護の技術や知識を増やしたいと気持ちと、昇給したい気持ちがあり、介護福祉士の資格を取りました。

高齢者の前に立つ介助者

働きながら資格取得したい

実際に、私の勉強方法をひとつの例としてご紹介します。

ひろふみ

私も働きながら介護福祉を取得しました!

介護福祉士の試験時期は毎年1月の下旬です。※今年は令和6年1月28日

モチベーションを保ちたかったので前年の夏に実務者研修を修了し、毎日1時間の教材学習をしていました。

  • 6月から実務者研修と教材学習
  • 10月からリフレッシュ期間
  • 10月~12月に模擬試験に2回挑戦
  • 1月は試験日までは教材学習

気になるところは信頼できる上司に聞いてみたり、試験に出そうな業務内容を反復して覚えるようにしていました。

模擬試験を受けた理由は、今の実力が知れることと、弱点となる科目はなにかを知りたかったからです。

1月に入ってから、教材を使っての勉強を再開し、試験前日に友人と前乗りして1問1答を出し合っていました。

ちなみに、友人は試験の2ヵ月前から教材を使って集中して勉強に取り組んでいました。

結果は、私は89点で友人は99点でした。

教材は様々な出版のものがありますが、私は中央法規のテキストと1問1答の本を買って使用していました。

私の周りだと、中央法規ユーキャンのどちらかを使用する方が多かったです。

最近だとアプリでも中央法規(一部有料)のものがあるので、本を使っての勉強は苦手な方や、隙間時間も勉強に費やしたい方におすすめです。

模擬試験では、実際の試験の流れで行われるので、時間配分やマークシートの記入方法がわかるので本番で余計な緊張をしなくてよかったです。

試験後すぐに解答速報が出るので、すぐに点数を知りたい方はしてみるのをオススメします。

各社で解答に違いが出る問題がありますので、何社か確認することも良いと思います。

ちなみに私は5社の速報を確認しました。

手を添える

まとめ

介護の仕事に興味があるなら、資格がないことに引け目を感じることはありません。

すでに働いている介護士の方たちも、新しい情報収集や基礎的な知識の確認をしながら毎日努力しています。

ひろふみ

今から介護の仕事に踏み出そうとしている人を心から応援しています。

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