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【令和7年度】認定介護福祉士は意味あるの?費用と研修内容を解説

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認定介護福祉士 費用と研修内容
ひろふみ
介護福祉士
私は、ひろふみと申します。
介護士として10年働いてきました。
このブログは「現場で働く介護士にエールを」というメインテーマを掲げ、介護に役立つ情報を中心にお届けします。

・介護福祉士を取った後、何を目指せばいいのかわからない!
・認定介護福祉士ってなに?
・認定介護福祉士は意味ないって言われたけどホント?

こんなお悩みを抱えていませんか?
実際に私の周りでも認定介護福祉士って聞いたことあるけど、あんまり必要な資格じゃないでしょ?と話す方も見受けられます。

しかし、認定介護福祉士が介護福祉士とって重要な資格であるとわかれば、あなたの将来像について真剣に向き合う良い機会になりますよ!

今回は認定介護福祉士の資格が、意味がないと言われている理由やメリット、試験概要をご紹介していきます。

私も、まだ現場で働き続けられたなら、この資格を目指したいと感じました。

この記事を最後まで読めば、認定介護福祉士の必要性と今後のキャリア形成に大きな影響を与えてくれるでしょう。

これからも介護現場で多くの高齢者をサポートしたり、現場全体を支えてみたいと思う方にこそ最後まで読んでいただきたいです。

認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格

認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格

認定介護福祉士とは、2015年12月から始まった介護福祉士の上位資格になります。

一般社団法人 認定介護福祉認証・認定機構が行っている民間資格です。

目的:介護福祉士よりさらに多様な利用者や環境に対応可能なスキルと知識の習得、介護職員へ指導するスキルと実践力を磨く。

認定介護福祉士以外の資格が知りたい方はこちらをご参考にしてください。

認定介護福祉士は意味がないといわれる理由

認定介護福祉士は意味がないと言われる理由

認定介護福祉士って意味ないよといわれる方も少なくありません。
なぜ意味がないと言われているのか、その理由を3つご紹介していきます。

確かに私の周りの介護福祉士から、「あの資格って必要ある?」と声があります。

知名度がまだない

認定介護福祉士はまだ知名度がありません

理由は、認定介護福祉士が始まったのが2015年12月と比較的新しい介護の資格だからです。

マイナンバー制度のように、開始当初はマイナンバーを知らない人もいれば、耳にしても不信感や制度の不備ばかりに目が行き、普及に時間がかかりました。
認定介護福祉士にも同じことが言えます。

私も、認定介護福祉士を知ったのは3年ほど前でした。

つまり、現場での認知度が低いため、多くの方が資格そのものを知らないのです。

給与がアップしずらい

給与がアップしないため、意味がないと言われています。

原因として、介護報酬の加算の対象である公的資格ではないからです。

認定介護福祉士は民間の資格なので、事業所も高い評価はせずに、資格手当を付けない、または少額の手当てにしています。

なので、昇給目的の方が「認定介護士は意味ないよ」と感じている傾向にあります。

研修時間が長い

認定介護士が意味がないと言われているひとつに、研修時間が長いことがあげられます。

認定介護士養成研修は、Ⅰ類345時間・Ⅱ類255時間、合計600時間のすべてを受講しないと取得できないのです。

研修修了におおよそ1年半もかかり、働きながら勉強を続けるのに現実的ではない、と感じる方が大半です。

つまり、現役で働いている介護福祉士には、高すぎるハードルとなっています。

認定介護福祉士の役割

認定介護福祉士の役割

認定介護福祉士には、大きく3つの役割が存在します。

  • 人材育成とマネジメント
  • 多職種との連携
  • 地域の連携強化

それでは順番に紹介していきます。

人材育成とマネジメント

認定介護福祉士の役割のひとつに、人材育成とマネジメントがあります。

  • 介護職の小チームのリーダーに対する教育指導
  • 介護サービスマネジメントを行い、介護サービスの質を向上

小チームとは、ユニットや5~10名の介護職によるサービス提供チームを言います。

多職種との連携強化

認定介護福祉士の役割には、多職種との連携強化もあります。

地域包括ケアを強化していくため、介護サービス提供において多職種である医師、看護師、リハビリなどとの連携を図る。

地域の介護力向上

地域の介護力向上も認定介護福祉士の役割のひとつです。

地域の施設・事業所、ボランティア、家族介護者、介護福祉士などの介護力を引き出し、地域全体の介護力の向上を図る。

認定介護福祉士を取得する2つのメリット

人介護福祉士を取得する2つのメリット

前半では認定介護福祉士のネガティブな面をご紹介しましたが、もちろんメリットも存在します。

そのなかでも、3つの魅力的なメリットをご紹介しましょう。

キャリアアップになる

認定介護福祉士を取得すると、キャリアアップに役立ちます。

なぜなら、指導力やマネジメントスキルが身につき、管理者により近い位置で現場のリーダーを育成できるからです。

昨今では管理職や役職に興味がない方も増えていますが、ゼロになったわけではありません。

リーダーを育成できる重要なポジションを担える認定介護福祉士は将来的に施設長や管理者への道をつなぐ橋になるのです。

介護の専門的なスキルアップ

メリットの2つ目は、自身のスキルアップができる。

介護福祉士の取得までに扱われなかった、より専門的な医療やリハビリ、福祉用具についても学ぶことができます。

各分野の知識を習得することで、多職種の連携がスムーズになり、多職種を交えた会議でも積極的に取りまとめられるでしょう。

また、その活躍を地域にまで広げることも可能になります。

認定介護福祉士を取得するまでの概要

認定介護福祉士を取得するまでの概要

この項目では、認定介護福祉士の取得までの概要についてご説明いたします。

わかりやすく、以下の流れでご説明します。
・必要な前提条件
・養成研修の内容
・研修終了後の申請

前提条件や研修終了後の流れは複雑な部分もあるので、要チェックです!

必要な前提条件

まずは認定介護福祉士の養成研修を受講するにあたって、必要な前提条件をご説明いたします。

【認定介護福祉士の受験資格】
  • 介護福祉士の資格を保有
  • 介護福祉士の実務経験が5年以上
  • 介護職員を対象とした現任研修を100時間以上
  • 研修実施団体の課すレポート課題または受講試験において一定水準の成績(免除の場合あり)

後半2つの条件が複雑な印象を受けますね。

ご自身の状況をしっかり確認しておきましょう!

養成研修内容

研修を受ける費用は実施団体によって異なり、30~60万円とかなり差があります。
お住いの都道府県の介護福祉士会に問い合わせると明確な金額がわかるのでおすすめです。

次に養成研修内容を詳しく見てみましょう。

Ⅰ類(13科目・345時間)

履修科目 領域科目時間
認定介護福祉士養成研修導入認定介護福祉士概論15
医療に関する領域疾患・障害等のある人への生活支援・連携T30
疾患・障害等のある人への生活支援・連携U30
リハビリテーションに関する領域生活支援のための運動学10
生活支援のためのリハビリテーションの知識20
自立に向けた生活をするための支援の実践30
福祉用具と住環境に関する領域福祉用具と住環境30
認知症に関する領域認知症のある人への生活支援・連携30
心理・社会的支援の領域心理的支援の知識技術30
地域生活の継続と家族支援30
生活支援・介護課程に関する領域認定介護福祉士としての介護実践の視点30
個別介護計画作成と記録の演習30
自職場事例を用いた演習30

Ⅱ類(9科目・255時間)

履修科目 領域科目時間
医療に関する領域疾患・障害等のある人への生活支援・連携V30
心理・社会的支援の領域地域に対するプログラムの企画30
マネジメントに関する領域介護サービスの特性と求められるリーダーシップ、人的資源の管理15
チームマネジメント30
介護業務の標準化と質の管理30
法令理解と組織運営15
介護分野の人材育成と学習支援15
自立に向けた介護実践の指導領域応用的生活支援の展開と指導60
地域における介護実践の展開30

研修終了後の流れ

最後は研修終了後の認定・登録の手続きについてご説明します。

必要な書類や準備するものがあるので、チェックリストとしてご活用ください。

【認定に必要な申請書】
  • 認定申請書
  • 介護福祉士登録証のコピー
  • 認定介護福祉士養成研修修了証のコピー
  • 認定費用の振り込みおよび振込証明書
【登録に必要な申請書】
  • 登録申請書
  • 認定証のコピー
  • 登録費用の振り込みおよび振込証明書

※参照:認定介護福祉士認証・認証機構

介護福祉士登録証のコピーが必要になります。
登録証を受け取って期間が経つ方は、保管場所の確認をしておきましょう。
仮に紛失した場合でも、手数料1,200円で再発行ができます。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?

今回は認定介護福祉士が本当に意味がないのか解説いたしました。

知名度がなかったり、研修時間が600時間もあったりしますが、より専門的な知識やスキルを学べて、介護リーダーを育成できる立場の認定介護福祉士は魅力的でもあります。

介護福祉士の技能も高めることができる認定介護福祉士を取得してみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「介護のひろふみ」では、現場で働く介護士エールを送るため、介護士に役立つ情報を発信しています。

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