介護士といっても事業所によって、制服があるところもあれば、私服で大丈夫というところもあります。
制服があるなら「どんな服装ならいいだろう?」と悩むことはありませんが、ない場合はどんなユニフォームが好ましいでしょうか。

派手じゃなくてもおしゃれ感を出すには?



清潔感があって、動きやすい服はどんなの?
種類も豊富でデザインも様々なユニフォーム。
かわいいデザインは着ても大丈夫なのか、自分の働いている事業所ではどれが適しているのか…
今回はそんなお悩みに役立つ情報をご紹介します!



私は介護職として10年目になる介護福祉士のひろふみです。
2つの職場を経験した私のお役立ち情報をお届けしています。
介護士のユニフォーム
私は老健(介護老人保健施設)と特養(特別養護老人ホーム)で働いてきました。
前者では制服があり、後者では制服と自前の服でもOKでした。
まずは事業所によって規定が違うので確認しましょう。
介護士に向けたユニフォームにはブランドとノンブランドのものがあります。
よく見かけるブランドは上記のものですが、これ以外にもたくさんあります。
ノンブランドだからといって品質が悪いわけではありません。低価格で耐久性があり、デザイン性も優れています。
入浴介助などで汗をかいて着替えることもあるので、業務によってどれを着るのか選びましょう。
身体を動かすことが多いため、ストレッチ性があり破れにくいものがオススメです。


ユニフォームの種類
介護士のユニフォームも種類が豊富になりました。
それぞれに特徴があるので、シーンによって選びましょう。
・ポロシャツ
- 襟がついているため、品があり引き締まって見える。
- 吸水性と耐久性に優れている。
- 胸ポケットがついているものが多い。
- ロング丈のものだと背中が見えにくい。
- 両脇にポケットが付いているタイプもある。
- フォーマル感があり好印象。
- 厚手生地で襟があるため、夏場は暑い。
・Tシャツ
- 動きやすく涼しいため入浴介助に向いている。
- 吸水性と速乾性に優れたものがある。
- デザイン性があり個性を出しやすい。
- ポロシャツよりカジュアル。
- 薄手の生地のため伸びやすい。
・スクラブ
- 動きやすくフィット感がある。
- 吸水性、速乾性、耐久性に優れている。
- デザイン性がありプロ意識が向上しやすい。
- 大容量のポケットがついている。
・ジャージ
- 伸縮性と速乾性に優れている。
- 生地が軽くストレッチ性があり動きやすい。
- 着心地がいい。
・チノパン
- カジュアルでシンプルなデザイン。
- 丈夫で通気性がある。
- 動きやすく清潔感がある。
- 淡い色の上着との相性がいい。
・スキニー
- 細身のパンツでスタイルがよく見える。
- 吸汗速乾性があり動きやすい。
- ポケットが小さめのため、物を落としやすい。



私はジャージとポロシャツで、淡い色のものをよく着ています。
ユニフォーム選びのポイント4選
・機能面
介護では体を大きく使うので、伸縮性が大事です。
足を大きく広げたり、しゃがんだり立ったりを繰り返す動作が多いので、ある程度のストレッチ性がないと動きづらくなりますし、破れる原因になってしまいます。
緊急時では、全力で走ることもあります。
1分1秒を争う場面にいつ出くわすかわからないので、そう言った時にも対応できるよう、ストレッチ性のあるものを選びましょう。
ペンやメモ帳などを常備しておくと便利なので、ポケットがあるものを選ぶこともおすすめです。
パルスオキシメーターや体温計を持つ方もいらっしゃいますし、施設によってはピッチやスマホを携帯してもらうこともあります。
ある程度のものが入るポケットがあると安心できるでしょう。
ただ、利用者の方と接する場面が多いので、ポケットの位置には気をつけておきたいです。
ペンが当たってケガをしないか、介助の邪魔にならないか配慮しておきましょう。
速乾性や吸水性が優れたものだと、汗をかいた後でも気持ち良く仕事ができます。
濡れたままで介助されたり、匂いが気になるなど不快感を与えることにもつながるので注意が必要です。
・清潔感
制服がない事業所でも、色の規定がある場合があります。
派手な色だと、利用者の方やご家族に「この人にまかせて大丈夫だろうか」と不信に思われることもありますので、白や淡い色、紺色、ベージュといった色がオススメです。
オムツ交換やトイレ介助、入浴介助といった様々な業務を行う中で、気が付いたら汚れていたなんてこともよくあります。
使い捨てエプロンを着用していても案外起こります。
ヨゴレが目立たない色を選ぶのがいいでしょう。



ボールペンのインクがついたり、なにかで擦って黒くなることがよくあるんです。
・安全面
機能面でも述べましたが、利用者の方にケガをさせないかということも大事ですが、自分がケガをしないかということも重要です。
介助の際、利用者の方に服をもってもらうことがありますが、故意ではないにしろ服の上から引っ掻かれて傷を負うこともあります。
他には、ハサミやカッターなどを使う時に、机の上にそのまま置いておくと危ない為ポケットに入れて自分に刺さってしまうことも…
厚手で丈夫なものを選び、ケガを防ぐようにしましょう。
滑りにくい靴を選ぶことも大切です。
水回りの近くでは、床が濡れて滑りやすいこともあります。
転倒に繋がるので、グリップの効く靴を選ぶのがおすすめです。
広い施設や、屋外に出る時には歩く量も増えるので、疲れにくいものがいいですね。



最近はスリッポンシューズやクロックスタイプの靴を選ぶ方も多いです。
・デザイン性
かっこいい、かわいいユニフォームを選ぶことも大切です。
よれよれになった制服をいつまでも着ているより、新しくきれいでかわいい、かっこいいデザインの制服を着ている方が、好印象を持っていただけます。
毎日着るものだからこそ、自分のモチベーション維持にもつながります。
制服が決められている場合は、新しくなるタイミングで、自分の意見を言ってみましょう。



以前の事業所では、職員の意見を募集して候補の中から選びました。
体に程よくフィットするデザインのほうが動きやすいですし、オーバーサイズを選ぶとだらしない印象を持たれてしまいます。
ファスナーなどがついたものだと、利用者の方に当たってけがをさせてしまうので確認をしましょう。
明るすぎる色は控えたほうがいいですが、好みの色やデザインをユニフォームにすると、on/offにメリハリが出ます。
仕事中も気分が上がるので、楽しみながら仕事に集中できるでしょう。
まとめ
ユニフォームは自分の為でもありますが、利用者の方、ご家族の方の目にも入ります。
第一印象は見た目で9割決まるので、清潔感・信頼感・安心感を抱いてもらえるように気を付けつつ、介護士としての自覚が持てるものにしてみましょう。



介護のひろふみでは、介護士に役立つ知識や情報をこれからもお届けしていきます。これからもどうぞよろしくお願い致します。


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